未成年者の腰痛:養護教諭(学校の「保健室の先生」)の皆さんへ

小中高生の腰痛患者さんや、保護者の方々にお話しを伺うと、
こども達が「腰が痛い」と言ったら養護教諭の先生が大変心配された、との
ことです。
恐らく養護教諭の方々は、非常に古典的(つまり「古臭い」という意味ですが)な
記述内容の教科書で勉強を積んで来られたことかと思いますが、
(医学生、柔整学生、看護学生等の教科書もいまだに「非常に古典的」なので
たぶん養護教諭養成課程の教科書も同様だろうと推測して書いています。)

■未成年者806名(8歳~10歳481名・14歳~16歳325名)を対象に
行なわれたデンマークの横断的研究によると、小学生の腰痛有病率は
30%以上、中学生の有病率は約50%、被験者の26%が医師を受診していた。
http://goo.gl/VP0OcW

子どもの腰痛は「稀で重篤な障害を意味する」という伝統的な医学的仮説は、
ここ10年間の科学的研究により一蹴されています。
背中や腰の痛みは小児期の初めから見られ、とりわけ腰痛は思春期ころから
急増することが明らかになっています。

とはいえ、稀にレッドフラッグ徴候が潜んでいる場合がありますので、
その有無には注意を払う必要があります。
ですので、医科を受診してもらうのが無難ではありますが、
診断が出て以降のことについては、こちらをご参照いただければ、と
思います。

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根拠に基づく治療

私たちの両肩の上に載っているものは、ザボンやポンカンでは
ないのだから、ちゃんと腰痛(ほかの疼痛症候群にも)治療について
考えるべきだ、と繰り返し申し述べておりますが、

■脊柱管狭窄症に対する減圧椎弓切除術に関する74件の論文をレビューしたところ、
減圧椎弓切除術によって優または良と評価できた割合は平均64%だったことが判明。
やはりプラシーボの平均有効率70%を超えていない
http://1.usa.gov/k28GnN

※手術の有効性は低いものの、症状の改善はあるかも知れない。
とはいえ、それは非手術的療法でも得ることができる可能性がある。
ただし、それは「ニセ治療」の有効性を上回ることはない。
いずれにしろ、手術によって変化させた状態を以て症状の原因を
取り除いたとは考えることはできない


■変形性膝関節症患者180名を関節鏡手術群、関節内洗浄群、模擬手術群に
割付けたRCTによると、関節鏡手術の成績は2年間にわたって模擬手術と同等だった。
プラシーボに過ぎない関節鏡手術にかかる医療費は他に振り向けるべき
http://t.co/TbB5ddK


■急性腰痛患者203名を対象に2日間の安静臥床群と7日間の安静臥床群を比較した
RCTによると、3週間後の欠勤日数は2日間の安静臥床群の方が45%少なかった。
急性腰痛に対する安静臥床は欠勤日数を増やすことが証明される。
http://1.usa.gov/jFHMqM

※欠勤日数を増やす=回復を遅らせる

■1966年~1996年に発表された急性腰痛患者に対するアドバイスに関する論文を
レビューした結果、安静臥床は効果がないばかりか回復を遅らせるが、日常生活を
続けると職場復帰が早く、慢性化を防ぎ、再発率も低下することが判明。
http://1.usa.gov/iKlS4V

■食品流通センター勤務の男性90名を対象に、荷物の持ち上げ方に関する教育群、
特注コルセット+教育群、非介入群に割り付けて6ヶ月間追跡したRCTによると、
3群間の腰痛発症率と腰痛による欠勤日数に差は認められなかった。
http://1.usa.gov/nx51vQ

※つまり、コルセットは役に立たず、安静臥床もよろしくない、ということ。
「安静に」と指導する人は大概「発生初期には炎症が広がる」と言っている。
「一体どこにそんな炎症が?」と尋ねてみたい。


↑はいずれも日本的な「治療」は的外れである可能性を示すものです。
患者さんにとって安全かつ高効率な治療法は、少なくとも↑に示したものでは
ないでしょう。

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ソレ、残念ながら間違いです。

腰痛(あるいは他の部位の「痛み」でも同様の場合がありますが)に
対する適切な病態概念を持たずに、適切な診療はできません。

例えば↓

■腰痛の大部分は損傷や反復的外傷に起因するというエビデンスがない。
就労不能を招く腰痛を損傷のせいにする社会構造は医原性かもしれず、
自分ではどうにもできないという気持ちを植えつけ、あらゆる改善の試みを妨げてきた。
http://1.usa.gov/16agbzo

「『痛み』の発生初期には炎症が広がり…」なんて言ってるのは間違い。
ということです。外傷要素がなければ損傷の要素がない、感染の要素も
ないとなれば、炎症それ自体が存在しないと言えるでしょう。

病態概念に誤りがあれば、それに基づく治療にも必然誤りが
伴うことでしょう。
(病態概念と治療概念が合致しないのは論外ですが。)

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線維筋痛症

米国の親日女性アーティストの方が、線維筋痛症の治療のため、
活動休止を表明されました。

線維筋痛症は確かに厄介な病気ですが、決して「難病」に
当たるものではないと考えています。
原因へのアプローチが適切にできれば(つまり患者さん自身が
原因を認識できれば)、回復・治癒は困難なものではないと
考えています。

米国上院議長経験者のご家族の方がこの病気になられています。
服薬治療+理学的療法で数年間改善せず、が原因療法に切り替え
(服薬+理学療法は中止)で「治った」とのことで、この方の
治療に当たられた医師は、後に上院聴聞会に召集されています。
これが1990年代初頭だったかと思いますので、もう20年以上前と
いうことになります。

原因認識は、どんな疾患の治療にしても、治療の入り口となるところ。
ここで大切なのは、やはり「ヘルスリテラシー」かと思います。

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偽造薬問題

それだけ日本の薬剤市場は、オイシいということに
他ならない…ということかと思います。

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プロフィール
新潟県長岡市のきむら接骨院です。

きむら接骨院@長岡市

Author:きむら接骨院@長岡市
新潟県長岡市の きむら接骨院 です。
腰痛をはじめとした「痛み」や
「しびれ感」でお困りなら、
きむら接骨院へどうぞ。

新しい「腰痛診療指針」の策定以前から、
同様な趣旨の独自診療指針によって
成果をあげています。

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