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こういうことについて考えるべき

■脊柱管狭窄症の治療では、特異的な適応がほとんどない症例や
より簡単な治療で高い効果が得られる明確なエビデンス(科学的根拠)が
ある症例に対しても、より複雑な新しい手技(固定術)が行なわれている。
エビデンスのないリスクを伴う高価な治療の急増は問題だ。
http://1.usa.gov/mntabq

もうそろそろ危険で無効な治療はやめて安全で有効な治療法を選択しましょう。
しかも、そうした治療のために必要となる検査(ミエログラフィー等)も、
ハイリスクでハイコストなわけです。

この問題は、医療者だけが考えるべき問題ではなく、患者さんだけが
考えるべき問題でもなく、医療者と患者さん、場合によっては患者さんの
ご家族にも考えていただくべき問題だと思います。

きむら接骨院
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テーマ : 整形外科の病気
ジャンル : 心と身体

動画サイトからの情報は信憑性を疑問視すべき

動画サイトは今やテレビに代わる映像媒体で、手軽な娯楽代わりにも
なりますが、テレビ同様に「そのつもり」で観ないとアレかな?と思います。

以下引用
■YouTube先生発たくさんの湿疹に関するインチキ
A Lot of Eczema Quackery from Dr. YouTube
by Kristin Jenkins, Contributing Writer, MedPage Today
March 09, 2018
https://www.medpagetoday.com/dermatology/atopy/71665

YouTubeには無数の不正確な健康情報が溢れている。

アトピー性皮膚炎に関する128のYouTube動画の横断研究によると、
1/3には専門知識のない個人や広告主により誤解を招く情報が
アップロードされていた。
以上引用終わり


様々な調査結果を踏まえると、「腰痛に効果的なストレッチ!」とかも
似たり寄ったりかなと。

※「ぎっくり腰」を含む急性腰痛に関しては
 ■24:急性腰痛に対してストレッチが有効だという証拠は存在しない。 (確証度D)

   http://1.usa.gov/uhlYSO

ほか、「一人でできる簡単××矯正!」とかもね。
※ストレッチとか矯正って言葉、日本人ウケし易いようだしね。

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米合衆国の脊椎外科医は、こんな回答をしたそうですが

ウェブやブログ等を通じて、腰痛(急性or慢性不問)や腰痛の治療に
関する情報をお届けしていますが、今回はコレ↓。 

 "腰痛の原因はいまだに謎だが、椎間板変性を腰痛の原因と考える
 脊椎外科医は23%のみで、その患者に固定術か椎間板置換術を
 選択すると答えた脊椎外科医はわずか1%。
 もし自分が患者なら99%が保存療法か放置すると回答。"
 http://1.usa.gov/katDsM

日本ではどうなのでしょう?

「ラブ法を選択」とか「いや、DM法が」という問題ではないのは明白。
何しろ、「自分が仮に椎間板変性性腰痛になっても、保存療法か
放置」を選択した脊椎外科医が、調査対象者の99%に上ったという
ことですからね。

まして、「腰痛の原因はいまだに謎だが」であり、「椎間板変性を
腰痛の原因とは考えていない」が、調査対象となった脊椎外科医の
77%にも上るということになるわけで…

これは日本でも真剣に考えるべき事案だと思います。

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事実を事実と認識しましょう

昨日もお一人、治療が一区切りつきました。
厄介そうな診断を貰った腰下肢痛の方でした。

以下引用
■腰痛の世界疾病負担-無視と間違った情報の帰結
Global burden of low back pain -- a consequence of negligence and misinformation
21-Mar-2018
https://www.eurekalert.org/pub_releases/2018-03/mu-gbo031818.php

The Lancetの一連の画期的論文シリーズが、腰痛は世界的に大きな健康上の負担であり、
現在の治療法の多くは役にたたない、不必要、そして有害であると警告する。
以上引用終わり。

以前、腰痛治療に関する米合衆国政府機関の見解をご紹介しましたが、
これと一致するものであることがご理解いただけると思います。

回復に必要なのは、有効と評価されている治療の組み合わせ、それから
無効、有害、根拠が定かではないと評価された「治療」を避けることです。

特に避けるべきは「有害」のものですが、そんなの「治療」じゃないよね。
※でもみんな「有害」だってことを知らずにやっていると思うんだけど。


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同じ検査で診断が異なるって?

以前、ほぼ同じ状態のMRI画像、X線画像をお三方の専門医の
先生が読影→診断をされたら、お三方ともで診断が異なった患者さんを
ご紹介しました。
つまり、一人の患者さんが3週間ほどの間に、一つか二つの症状で
病院を3軒受診して、3人の専門医の先生にMRI画像とX線画像を
見ていただいたところ、診断が3つ…ということです。
考えれば考えるほど奇妙なことですが、これはあることを前提に考えると
すんなりと納得できるはずです。
前提の「あること」は、おおっぴらには書けませんが。w

似たような例としては、高校生女子バレーボーラーの「アキレス腱損傷」。
1軒めの先生は、そのように診断をして下さいました。
回復過程で状態を確認したほうが良いと考え、1軒めの先生とは
別の先生にご意見を伺うのも一考と、別の先生への受診を勧めました。
同じ種類の画像検査機器を用いたうえで、「過去に損傷のあった痕跡はない。」と
いうのが2軒めの先生の診断。
同様な例は、他にもあります。
これもおおっぴらには書けない「あること」を前提に考えると、
すんなりと合点がいくと思います。

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慢性痛と他の疾患との関連

■88,000名以上を対象としたコホート研究により、筋骨格系疾患を持つ患者の
 死亡率と発がん率の高いことが判明。
 死亡率が高いのは股関節痛・腰痛・肩関節痛の順で、発がん率が高いのは
 腰痛・股関節痛・頚部痛の順だった。
http://1.usa.gov/mnkHNZ

理由は不明とありますが、後の研究では運動量や食事習慣などの関与が疑われています。
だからこそ筋骨格系疾患は慢性化する前に治してしまわないといけないのです。

※筋骨格系疾患に対する単純X線画像検査(いわゆるレントゲン)やCT等による
 放射線被曝が頻回に及ぶことが、これらの原因となる可能性は否定できないと思います。

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日本も米合衆国と同様の傾向

■年収低いほど肥満リスク大 女性で、滋賀医科大分析
2018年3月6日 (火)配信共同通信社

 世帯年収が少ない女性ほど肥満リスクが高い傾向にあることが、全国約2900人のデータ分析で分かったと、滋賀医科大の三浦克之(みうら・かつゆき)教授(公衆衛生学)らのチームが5日、発表した。

 厚生労働省からの補助金で実施し、成果は日本疫学会誌に掲載された。健康格差を是正する施策に役立てばとしている。

 厚労省の2010年国民生活基礎調査と国民健康・栄養調査に参加した全国の20歳以上の男女約2900人が対象。就業状況や教育歴、世帯支出などの社会的要因と、体格や食事の傾向などの生活習慣・健康との相関性を統計学的に分析した。

 すると、65歳未満の女性では、世帯年収が200万~600万円未満だと、肥満リスクは、600万円以上の女性に比べ1・7倍、200万円未満だと約2・1倍になった。教育を受けた年数が9年以下(小中学校)の女性は、10年以上の女性に比べリスクが約1・7倍になった。

 また、摂取エネルギーに占める炭水化物の割合は、世帯年収600万円以上の男性が58・6%なのに対し、200万円未満の男性は61・1%、女性の場合も同56・8%に対し同59・7%と、年収が低いほど炭水化物の摂取が増えた。

 チームは「安価なもので腹を満たそうとすると炭水化物に偏るのでは」と推測。女性の場合は、年収や教育の差が食事の傾向などに影響し、肥満につながるとみている。

 三浦教授は結果について「個人が生活習慣を見直したり、医療機関が患者の健康管理に注意したりするきっかけになれば」としている。

※既に米合衆国内では指摘されていることですが、日本でも同様のことが
 指摘されたわけです。(日本のほうが調査対象者は少ないですが。)

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さて、彼我に違いはあるだろうか?

■ノースカロライナ州の地域住民を対象とした最近の研究によると、
慢性腰痛があると回答した成人の割合は、1992年には3.9%だったものが
2006年には10.2%にまで増加している。腰痛を生物・心理・社会的問題として
対処しないからだ。
http://1.usa.gov/uytoF6

※さて、日本ではどうでしょうか?

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科学的根拠に基づく腰痛治療

■現在の腰痛管理システムはけっして理想的なものではなく、
腰痛を悪化させる可能性すらあることを示す豊富なエビデンスが
ある。
http://1.usa.gov/lr6fyx

※これは米合衆国保健福祉省による警告ですが、日本でも同様です。
 (現在の腰痛管理システム≒現在主流となっている腰痛予防・治療)

■港湾労働希望者208名、急性腰痛の港湾労働者207名、慢性腰痛患者200名の
X線写真を比較した結果、3群間の異常検出率に差がなかったことから、将来の
腰痛発症を予測できず、放射線被曝するX線撮影は雇用者の選別には不適切。
http://1.usa.gov/kNXTVG

※日本では介護職の求職者の方々を対象に、こうした検査を義務付ける
事業所・法人があるようですが、これは↑と同様です。

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「部活動指針」なるもの

「ケガの防止の為」との記述があるようですが、
「ケガ」の定義が国全体で曖昧なので、どうかすると

部活動版ゆとり教育指針

みたいになるかも知れないなぁ…
という懸念はあるだろうし。

これが、もし10~15年続いたとしたら、国全体での競技力低下を
惹き起こす可能性はあるだろうし、私学にはこれが適用されないそうなので、
私学と公立高の間の競技レベル差の拡大に繋がること必至。
公立高校の生徒にはシリアスコンペティションとしてのスポーツを
望んではいけないという風潮が醸されるのもマズくないか?と思うんだけど。

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近頃、何でもかんでも

何でも「靭帯損傷」だよなぁ…
最多勝横綱の「両足親指の靭帯損傷」ってのは、それは

突き指

のことでしょ?もしかして。

日本人横綱のは、ありゃ重傷だけどね、本物の

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視野を広く構えないとね

「NHKスペシャル」が「ネットワーク 人体」で取り上げた通り、
ここ数年、様々な臓器同士の連携が発見・確認されて来ました。

これらの発見や確認は、ほぼ全て欧米諸国での調査や
研究によるものでしょう。
※番組を拝見した限りでは、欧米での研究活動や研究者の談話紹介が多いので…

逆にいえば、この分野で日本発の研究報告等はごく僅かか
皆無ということで、これ一つとっても日本は医療先進国と言えるか
どうか疑問があります。
医療大国であることは間違いなさそうですが。

何故こうした臓器間連携が注目されるようになったのかと
言えば、それは専門細分化的研究の限界が見えて来たから
ではないかと思いますが、腰痛疾患や頸部痛疾患の治療も
恐らく同様だろうと思います。

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彼の「痛み」は「靭帯損傷」が原因か?

急性か慢性かを問わず、腰痛疾患の治療では、欧米諸国が
これまでと異なる病態概念に基づく治療で、成果を上げて
いるのは事実。
そうした国々では、痛みに対する「視野の狭い医学モデル」からの
転換を図ったわけですが、日本はいまだに「視野の狭い」状態の
ままと言わざるを得ません。

■臨床医はアスリートの心理社会的因子を慎重に評価すべき。
 疼痛が患者にどのような心理的影響を与えているか、不自由を
 強いられることによる社会的・経済的・法的影響、病気か健康かに
 よって何を得るかを理解しなければならない。
 http://1.usa.gov/Q5zcWR

痛みに対する「視野の狭い医学モデル」というのは、「急性腰痛と
危険因子ガイド(NZ)」に登場する言葉ですが、これはどういうことかと言うと、

痛み←炎症←ケガや「構造異常」と呼ばれるものから発生する

というモデルを指します。これを「視野が狭い」と言っているわけです。
そうではない痛みが圧倒的多数だと、そう言っているわけです。

もしケガがあったにしても、です。
捻挫ならだいたい2週間程度で「構造的損傷」は治癒するでしょう。
捻挫での構造的損傷の多くは、「靭帯損傷」ですが。
もし受傷から2~3カ月経過しても痛みが続く、痛みのピーク時の
「20~30%しか痛みが落ちていない」と言うのなら、それは他の
要素を原因として疑うべきだということです。
冷静に考えてみればわかるはずです。

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「腰痛にストレッチ」は有効か?

■航空機製造会社に勤務する3020名を対象とした4年以上にわたる
 前向きコホート研究では、腰の柔軟性を測定することで過去の腰痛歴や
 将来の腰痛発症率は予測できないことが判明。
 腰痛疾患に対するストレッチの有効性に疑問あり。
 http://1.usa.gov/nrEjPB

■ストレッチ運動と筋肉痛やスポーツ外傷に関する7件のRCTを吟味した
 体系的レビューの結果、運動前後のストレッチ運動では筋肉痛を
 予防できないし、スポーツの前にストレッチ運動を行なっても
 スポーツ外傷は予防できないことが判明。
 http://1.usa.gov/qG7uVT

※初めてストレッチ運動(スタティック・ストレッチ)に関する科学的な
 調査・評価を行ったのはオーストラリア陸軍。
 評価内容は上記と同じものに加え、「一時的な筋力低下を惹起する」でした。
 1998年のことです。
 さて今年は2018年ですが、日本では?

さらに。

■急性腰痛に対してストレッチが有効だという証拠は存在しない。
 (確証度D)

ということであれば、腰痛(急性or慢性 不問)の患者さんに、治療やら
セルフケアやらとして、「ストレッチ」を医療者が課す意義は何か?を
考えるべきでしょう。

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引き際

バンタム級の元世界王者が、敗戦後に引退を表明。

フェアとは言い難い試合だったので、どういうコメントを
発するのかと興味を惹かれました。
まー、相手の「人」としての部分には、もっと言いたいことが
あったと思うし、そういう相手ならブチのめしてやりたいという
気持ちも強かったと思うけど、「これで最後」と決めていたのなら、
あの表情とあの言葉で十分でしょう。

持ち味である強烈な左ストレートが不発に終わったのは残念でしたが。

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プロフィール
新潟県長岡市のきむら接骨院です。

きむら接骨院@長岡市

Author:きむら接骨院@長岡市
新潟県長岡市の きむら接骨院 です。
腰痛をはじめとした「痛み」や
「しびれ感」でお困りなら、
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新しい「腰痛診療指針」の策定以前から、
同様な趣旨の独自診療指針によって
成果をあげています。

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