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「治ってから求職活動を始めます」と言っていたあなたへ

インスタに良い言葉が投稿されていました。

「『条件がそろったらやる』という人は、『今はやらない』という
選択をしている。」

この言葉の言わんとするところは、今考えている条件がそろうと
次の新たな条件を持ち出す。あるいは条件のハードルを上げる。
つまり、条件がそろったのに、やらない。

そういうことだろうと私も思うよ。

きむら接骨院


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「痛み」に注目させると患者さんはどうなるか?

ご同業の先生方には、本を出版されている方が少なくありません。
立派な先生なのだなと感心する一方、実際に本を拝読させていただくと、
「さて、それはどうかな?」と感じることも多々あります。

例えば、こんなことを記述しておられる先生がおられるようです。
「毎日『痛み日記』をつけてください。できれば1日に3回以上、『痛み』の
程度をチェックしてください」と。

これふま。

■2001年以降、疼痛を脈拍・体温・呼吸数・血圧に次ぐ5番目のバイタルサイン
 として日常的に評価しようとする動きがある。
 しかし、腰痛疾患を対象とした場合は、医療の対象化・過剰検査・過剰治療と
 いう悪影響を生じる可能性が高い。
 http://1.usa.gov/rpSmeO

もう一つ。

■「激しい」「突き刺ささる」「ヒリヒリする」等の言葉で頭を
 満たした場合、レーザー光による熱刺激に対する感受性が増大して
 疼痛感覚が増強される。痛みに関連した言葉と疼痛刺激が組み合わ
 さるとプライミング効果で疼痛体験が雪だるま式に膨れ上がる。
 http://1.usa.gov/mFRvuz

さらに。

■fMRIを用いた研究によれば、痛みに関連した言葉とイメージを思い
 浮かべると脳のペインマトリックスが活性化するが、注意を逸らせ
 ると活性レベルが低下した。
 ゆえに痛みをくよくよ考えたり頻繁に話題にしたりする患者は
 自ら症状を悪化させている。
 http://1.usa.gov/kRj6OS

この3つの「事実」を踏まえると、「毎日『痛み 日記』をつけなさい。できれば1日に
3回以上、『痛み』の程度をチェックしてください」ってのは、コレ、どうですか?

本の帯には「ゴッ〇ハンド」って書いてあったようだけどね。

きむら接骨院


テーマ : 整形外科の病気
ジャンル : 心と身体

それは問題視される発言

高齢運転者の重大事故が他県でありました。
その分野の専門家が言うには、「大きな事故を起こしたことが
ない高齢運転者は、認知機能や判断機能が低下していても、
『これまで大丈夫だったのだから』と自動車運転に過剰な自信を
持っている恐れがある」と指摘しています。
(↑これが問題発言というわけではありません)

さて、これふま。

以下はある方からの伝聞情報。なので、正確ではないところが
ある可能性はあります。

足関節部や足部の症状を主訴とするシニア世代の患者さんが、
大ベテラン級のドクターの先生に診察をしていただいたと。
診察中、ドクターがこうおっしゃったそうです。

「・・・これは遺伝によるものだから、親を恨みなさい」と。

その方の親御さんを診たことがおありだったのでしょうか?
そうではないそうです。
あったにせよ、そういう断定的な言い方はできる?

この大ベテラン先生、他の方からの伝聞情報では、「あなたは
乳酸が溜まりやすい体質のようだから、それが痛みの原因」と。
乳酸が発痛物質ではないことは、かなり前から知られていることです。

この大ベテラン先生、整形外科の先生なのだそうですが、
もしこれらの発言が事実だとすれば、これは診療放棄発言であり、
ドクハラ発言かも知れません。

大きな事故を起こしていない高齢運転者が、自動車の運転に
過剰な自信を持つのと同様に、大きな問題(ただ単に本人が
そう考えていないだけ)を起こしていないドクターは、診察に
過剰な自信を・・・というかですね・・・

これ以上、キャリアに自分で泥を塗りたくる前に、そろそろ
余生を楽しむことを考えられたほうが、ご自分の為だし
何よりも患者さんの為、社会の為だと思ったのでした。

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テーマ : 整形外科の病気
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考えながら読むことが大切

ある日の地元日刊紙に、こんな見出しの記事が掲載されました。

膝痛 減量と筋トレで軽減

ご高齢の方々の膝関節痛に関するものです。
この見出し、一見もっともげですが、米合衆国でこれに関する調査が
5年間にわたって行われたことと、その結果・評価を知っている人ならば、
「ふふん♪」と鼻で笑ったことでしょう。

この記事には以下のような記述はありませんが、
よく言われるのが

歩き始め、特に1歩めが痛い。歩いているとだんだん
痛みが軽くなる。

なんで?3歩めの時も100歩めの時も、一歩めと膝の状態自体は
どれほども変化がないはずだけど?
違います?そう考えるのはおかしいですか?

そうか!と気づくことは理解に繋がるはずです。
それがヘルスリテラシーの第一歩。

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ジャンル : 心と身体

興味深い話:HPVワクチンに関するヘルスリテラシーの比較

下記↓を読んで、日本との違いを考えてみて下さい。

(以下転記)
■何百人もの本国の女性が香港のHPVワクチン不足に対して訴訟をおこすと脅す
Hundreds of mainland women threaten legal action over HPV vaccine shortage in Hong Kong
21 May, 2018
http://www.scmp.com/news/china/society/article/2147127/hundreds-mainland-women-threaten-legal-action-over-hong-kong

予防接種コースが完了できないことに女性達は怒る。

香港の民間病院でGardasil 9を三回打つ予約をしてお金を払った女性達が、
一回か二回しか終わっていないのにワクチンが不足していつ届くかわからないと
いう連絡に怒っている

「理想的な期間に予防接種が終わらなかったらどうなるの?」

(すぐ近くの国でワクチンが受けられないために病気になったらどうするんだと
いう怒りがニュースになっている)

食品安全情報blog
(以上転記終わり)

中国本国の女性たちが、香港の女性のHPVワクチンの不足に対して
怒りを表明し、契約を引き受けた民間病院を相手に訴訟を起こすぞと
言っているってことですよね?
しかも、契約不履行そのものよりも、接種を完了しなかったがために
発病したらどうするんだ?との意図による訴訟だと。

この件に関しては、ヘルスリテラシーは

 中国>日本

のようですね。(この件だけでなく、全般にそうかもね。)

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ジャンル : 心と身体

日本の腰痛診療:必要なことは何か?

以前、米合衆国医療健康政策局(Agency for Health Care Policy and Research)による
下記の記述をご紹介したことがありますが。
■腰痛の原因はいまだに謎だが、椎間板変性を腰痛の原因と考える
 脊椎外科医は23%のみで、その患者に固定術か椎間板置換術を
 選択すると答えた脊椎外科医はわずか1%。
 もし自分が患者なら99%が保存療法か放置すると回答。
 http://1.usa.gov/katDsM

これは恐らく、下記の事項を米国のドクターの先生方がご存じだから、
ご理解なさっているからだと思いますが。

■20~80歳までの腰痛未経験者98名を対象にMRIで腰部椎間板を分析した
 結果、少なくとも1ヵ所以上の椎間板膨隆が52%、椎間板突出が27%、
 椎間板脱出が1%確認されたことから、腰痛下肢痛患者の異常所見は
 偶然の可能性

 http://1.usa.gov/l2kc0U

■20~80歳までの腰痛未経験者67名を対象にMRIで腰部椎間板を分析した
 結果、21~36%に椎間板ヘルニアが、50~79%に椎間板膨隆が、
 34~93%に椎間板変性が確認されたことから、手術の選択は慎重に
 すべきと結論。
 http://1.usa.gov/knGWuH

■椎間板ヘルニアに対する手術に関する論文81件を厳密に検討した結果、
 椎間板ヘルニアの手術成績は短期的に見れば良好だが長期的に見れば
 保存療法とほとんど変わりがなく、心理社会的因子の影響を強く受けて
 いる
ことが確認された。
 http://1.usa.gov/q1HPOA

■腰部椎間板切除術を受けた患者45名の治療成績に影響を与える因子を
 分析した結果、職場復帰状況は画像所見や臨床症状とは無関係で、
 心理的因子(抑うつ)と職業上の心理社会的因子(職場での心理的ストレス)の
 影響が強いことを確認

 http://1.usa.gov/osP4XY

■椎間板変性疾患というレッテルは科学的根拠のある診断名ではない
 椎間板に異常があってもほとんどの患者は手術をしなくても回復するため、
 手術は優先順位の低い選択肢と考えて保存療法で症状が改善しないごく一部の
 患者に限定すべき。
 http://1.usa.gov/sJxrHg


では、日本ではどうか?
ある脊椎外科医の先生が、整形外科の先生方を対象にした調査があります。
■40歳以上の整形外科医で、腰部椎間板ヘルニアを診断されて保存療法を受け、
 発症後5年以上経過した整形外科医の場合、まったく無症状が40%、症状は
 あっても支障無しが52%、日常生活に支障ありと回答した整形外科医は11%。

ですので、整形外科や脊椎外科の先生方とてご存じのはずなのでしょうけどね…。

■腰痛患者520名を対象に診療ガイドラインに従った治療群と従来の治療群の
 治癒率、再発率、満足度、医療費を1年間追跡して比較した研究によると、
 従来の治療群よりガイドライン群の方がすべての面でかなり優れていることが
 判明。
 http://1.usa.gov/reNbPT

世界各国のガイドラインは、文言こそ多少の差異はありますが、
趣旨はほぼ同じです。今後、日本の腰痛診療をどのように行うべきかは
私ごとき片田舎の接骨院風情がどうこう言わずとも、明らかなのでしょうけどね…。

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ジャンル : 心と身体

治ればそれでも良いのかも知れないけど

腰痛、頸部痛、膝関節痛等々…疼痛疾患の「治療法」は様々な
ものがありますが・・・

■1966年~1991年に発表された椎間板ヘルニアに対する脊椎固定術に
 関する47件の論文をレビューしたところ、脊椎固定術によって
 優または良と評価できた割合は平均68%だったことが判明。
 平均70%のプラシーボとほぼ同等。
 http://1.usa.gov/k4Z0q9

プラシーボの治療成績(と言っていいの?という疑問はありますが)が
平均で70%。
→プラシーボ恐るべし

これを踏まえて。

■27,801名を対象としたアンケート調査から、急性腰痛患者の86.2%は
 2週間以内に治癒することが判明。
 この86%という自然治癒率とプラシーボの70%を超えられない治療法は
 価値がないどころか治癒を妨げていることになる。
 http://1.usa.gov/kbxBhi

そんな患者さんが最近続いてご来院されていることに、憂慮しています。
(まぁ、もともとが当院はそういう性格の施術所かも知れませんが。)
幸いなことに、これらの患者さん方は、順調にご回復の途上か若しくは
ご回復されています。

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ヘルスリテラシーを公共放送にも

今週の某公共放送の番組二つで対照的なものがあり、
非常に複雑な気分ですが、それはどんなものかというと、ですね。

まず、水曜日の「ガ〇テン!」。あれは良かったと思います。
もっと突っ込んでも良いと思うところもあったけど、慢性痛に対する
ヘルスリテラシーの観点からは推奨される内容だったように思います。

それとは対照的だったのが、昨日の「シブ〇ジ」。
姿勢がどうのと未だに言うか?
で、自己の体験を某ベテランアナウンサーが「姿勢に対する気構え」なんぞと語って
くれたのだが、エビデンスレベルから言えば、「患者個人の体験」に外ならず、
それはエビデンスレベルで言えば12で最低ランク。

■現在のX線所見の報告書(椎間板変性・分離症・分離辷り症・二分脊椎・腰仙移行椎・ショイエルマン病)は
 患者を不安にさせ不必要な活動制限思い込み不必要な治療へと追い込む恐れがあるため、
 挿入文を追記することを推奨する。
 http://1.usa.gov/X086so

解説に引っ張り出されたドクターだって、恐らくはわかっていながらも(本気で「姿勢が問題」だと
考えているなら、そのこと自体が問題だけど)建前論かそれとも他の圧力要因で
ああいうことを言うのだろうけどね。

とにかくベテランアナウンサー氏は、上記の赤文字で示したような事態になっていたのでは?と
考えているが、恐らく間違いないはず。
(「こういう姿勢で過ごさねばならない。そうでないと頚椎の老化を早める」、「スマホが良くない」と
示すその姿は、まるで腰部コルセットと頚椎カラーを装着した人のよう。これでは「不必要な活動制限」、
「思いこみ」そのものだ。彼が語ったことは「真実」かも知れないが、重要なのは「事実」。)

日本人のヘルスリテラシーって、実はこの程度なんですって。
(アヤシいところへは飛ばしませんので、どうぞ↑のリンク先をご参照下さい。)
まずはこういう自覚を持ちましょうよ、みんなで。


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様々な関連性

前回の記事で、
■腰痛のない25名の大学生を対象に腰椎への物理的負荷に対する心理的
 ストレス
と性格特性の影響力を調べた結果、心理的ストレスは単独で
 腰痛の原因となり、特に内向型と直感型の性格特性は心理的ストレスで
 腰痛発症リスクが高くなる。
 http://1.usa.gov/j5FbjY

というAHCPR(米合衆国 医療政策研究局)の見解をご紹介しました。
この見解に関連する情報↓。

■患者に不安や恐怖を与えると間違いなく痛みが増幅する
 このノーシーボ効果は想像以上に強力で、ヴードゥー死、タブー死、
 ノスタルジー死で証明されているように命に関わることさえある。
 http://1.usa.gov/nCm2wd http://amzn.to/pXA5WR

腰痛のない人にまで腰痛を発症させたのは、腰への物理的負荷ではなく
腰への物理的負荷に対する心理的ストレスが原因ってのは、そういうこと↑でしょうね。
そういう可能性を示したものだと思います。

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プロフィール
新潟県長岡市のきむら接骨院です。

きむら接骨院@長岡市

Author:きむら接骨院@長岡市
新潟県長岡市の きむら接骨院 です。
腰痛をはじめとした「痛み」や
「しびれ感」でお困りなら、
きむら接骨院へどうぞ。

新しい「腰痛診療指針」の策定以前から、
同様な趣旨の独自診療指針によって
成果をあげています。

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