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人は「バイアス」を以て物事を見がち

「バイアス」という言葉には意味が複数ありますが、科学分野(医学を
含む)でこの言葉が使われる場合、大概は「偏り」という意味でしょう。
また、接頭語を付けて「〇〇バイアス」という使い方をすることが
あります。例えば、明らかに危険が予想される状況で、「なーに、これまでは
大丈夫だったんだから、今回も大丈夫さ」と考える人には、「正常性バイアス」が
働いているかも知れません。

あるいは、「確証バイアス」という言葉もあります。
これは、「ある信念に固執して事実から目をそらすこと」を意味し、
物事を客観的あるいは俯瞰的に見ることができなくなっている状態を指します。

これらを踏まえて。
以下、ネット配信ニュースから転載。

■自分を超えて考えることで健康アドバイスを受け入れやすくなる

彼ら自身を超越した価値や活動に焦点を当てることによって、人々は
健康アドバイスをより受容し易くなる。続く数週間をよりアクティブに
過ごすようだ。米国ペンシルバニア大学の報告。

公衆衛生上の健康メッセージは、しばしば人々が聞きたくないことである。
喫煙者にタバコを止めろと言い、座っている人々に今すぐ立って走れと言う。
ピザとホットドックをサラダと交換しろと言う。

多くの人々にとって、これらのメッセージは我々の自然防御能の引き金になる。
我々自身や我々の選択が悪いことのように感じさせ、それが無意識の拒絶を引き起こす。

以上、転載終わり。

ある人に対して示された事実が、その人にとって都合が悪い場合、
その事実すら自己防衛の目的で、無意識のうちに事実と認識することを
拒むということでしょう。
(その代わりに、事実ではないことを事実と誤認するかも知れない。)

だけど、今よりちょっとだけ視野を拡げて考えれば、一見あなたにとって
「都合が悪い」ように感じられたことは、実はなたの都合に大変マッチしている
ことに気づいていただけるんですがね、ということ。

さて、「『腰痛の生涯発症率』は、国や地域によって大きな開きがある」のは
疑う余地のない事実。
「日本の『腰痛の生涯発症率』は80%を超え、世界的には最高レベル(当然良くない意味で)」のも
事実。
(膝関節痛等についても同様かと思います。)

この二つの「事実」を基に考えてみましょう。

①「腰痛は、二足歩行である人類にとって宿命的疾患」 これは正しい?それとも誤り?

②「姿勢の良し悪しに腰痛の原因がある」 これは正しい?それとも誤り?

③「姿勢を考えるだけでは足りない。歩容(歩き方)を考えねば。(二足歩行なんだから、
足あるいは脚が土台となる。だから足あるいは脚から診なければ。)」 これは正しい?それとも誤り?

さて、皆さんはどう考える?

きむら接骨院

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これでは腰痛の発症は減少しないかも

当院を受診された方々には、介護福祉系の施設・法人の関係の方々が
確かに多いのですが・・・

以下ネット配信のニュース記事から転載↓

■福祉施設の労災死傷者、過去最悪の8738人…介護経験3年未満が4割
2018年10月26日 (金)配信読売新聞

 高齢者や障害者の介護などを担う社会福祉施設で昨年、腰痛や転倒など
4日以上の休業を伴う労働災害で死傷した職員が前年比5・5%増の8738人となり、
過去最悪を更新したことが、厚生労働省のまとめで分かった。
経験が3年未満の人の労災が4割超を占め、安全教育の徹底などが急務となっている。

(中略)

 疾病別では、介護現場で発生しやすい腰痛が1214人と増加傾向が続いていた。
厚労省は13年に改定した「職場における腰痛予防対策指針」で、福祉・医療分野では原則、
職員が利用者を抱き上げないよう求めている。ベッドから車イスへの移動などで、前かがみや
中腰の姿勢で高齢者を持ち上げると、腰などに大きな負担がかかり、腰痛になる危険性があるためだ。

 ただ、多くの介護職場で「指針が知られていない」(厚労省幹部)のが実情という。
腰痛予防の講習会を全国各地で開き、職員の負担を軽減するリフトの導入に補助金を
出すなどしているが、現場の意識改革や導入は十分に進んでいない。

 介護現場の人手不足は深刻で、人材確保の観点からも、新人向けの安全研修の徹底や、
負担を軽減する機器の導入など、労災防止対策の重要性が増している。

以上転載終わり。

「人間工学」的観点から、様々な職場での「腰への負担」は、30年前と比較すればかなり
軽減されています。ですが、30年前と比較しても、腰痛患者さんは減少していません。
「職場における腰痛予防対策指針」は、そのあたりを無視した指針、勧告である可能性が
あります。
実際、多くの方々は「腰痛の生涯発症率」は、日本が世界でも最高レベルであること
(でも肉体労働者の占める割合が日本よりも圧倒的に高い国々のほうが、腰痛の
生涯発症率が低い)をご存じありません。
事実を考慮しない「予防対策指針」では、予防ができないのも無理はない、ということです。
ヨーロッパやオセアニア地域の国々では、腰痛の予防にも成功している国々が
あるというのに、何故これらの国々を参考にしようとしないのでしょう。
→そういうことを考えてみるのもヘルスリテラシー

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当院で提供している「治療」

従来の「常識的」な治療とは、少し異なるところがあります。
根幹にあるのは「EBM=Evidence Based Medecine(科学的根拠に基づく治療)」。
海外の、世界の大規模調査や研究結果に基づき、「有効」と評価された
方法を中心に皆様にご提供させていただいております。

日本では腰痛治療に関しては、様々な治療法がありますが、
バイアスを排した評価というものが、未だ為されていないようです。
そこで、まずはEBMに基づいた「治療法の評価」を知ることが
大切になります。

EBMの第一歩は、事実を知ること、事実を事実と認識することです。

「治療法の評価」を知ると、多くの医療従事者や治療者は、
恐らく愕然とすることと思います。「良かれと思って」患者さんに
これまでして来たことが、実は回復の妨げになっている可能性が
あることに気づくからです。

私の目標は、この仕事を通じて患者さん方にEBMの概念を
お伝えすること、そこからヘルスリテラシーを培っていただくこと、
それらをより良い地域社会の形成に繋げることにあります。

※善意でやっていることなら、それが結果としても善となることを
 やった方が良いでしょ?違う?

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時代を逆行する「治療」:日本の腰痛治療の最近の傾向

ここ数年、日本の腰痛診療・治療は、最新の調査・研究結果を
無視し、時代を逆行している傾向があるようですが・・・

以下、腰痛に関する調査結果から↓。
腰痛と頚部痛患者256名を対象に、標準的治療群、脊椎療法群、理学療法群、シャム群に
割り付けて1年間追跡したRCT(ランダム化比較試験)では、標準的治療群とシャム群が最も成績が悪く、
脊椎療法群は理学療法群よりわずかに優れていた。
http://1.usa.gov/kfFvV6

最も成績の悪い標準的治療とは鎮痛剤・姿勢に関するアドバイス・腰痛体操・安静臥床で、
理学療法とは運動・マッサージ・物理療法(ホットパック・低周波治療・超音波・短波ジアテルミー)です。

ちなみに当院で行っているのは脊椎療法と理学療法に該当するもの。

脊椎療法に該当することを行っているところで、「姿勢分析+姿勢に関するアドバイス」を
行っているところがありますが、姿勢分析では「痛み」の原因は追究(この場合「追求」ではない)
したところで、どれほども意味がない上、姿勢に関するアドバイスは治療成績が良くないとあれば、
脊椎療法を取り入れてはいるけれど、腰痛治療の実態・現状が理解できていないということに
なりはしませんか?

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それは堺市だけじゃない

ついさきほど、公共放送のニュースで、緊急性の低い患者さんの
救急車利用について話題にしていましたが・・・

どこかの県は、救急車だけじゃなくて、ドクターヘリも…かも
知れないと、こっそり書いてみます。

きむら接骨院

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ご判断の参考に:子宮頸がん予防接種

常々、「子宮頸がんの予防接種による副反応」なるものは、
科学的とは言い難い実験によって喧伝されたものであって、
その高い予防効果は科学的実験によって明らかにされたものであり、
厚労省の勧奨は正しい判断によるもの。接種反対、勧奨再開反対は、
非科学的根拠に基づくもの。

以下転載↓
■ワクチンで高い予防効果 子宮頸がん、新潟大調査
2018年10月9日 (火)配信共同通信社

 新潟大医学部の榎本隆之(えのもと・たかゆき)教授(産科婦人科学)らの
研究グループは9日までに、子宮頸(けい)がんワクチンの接種者と未接種者で、
発がん性の高いタイプのウイルス感染率を比較した結果、ワクチン接種で感染を
予防できる確率は90%以上で、初回性交前に接種した場合は予防効果がさらに
高くなるとの研究成果を明らかにした。

 研究は新潟県内で2014~16年度に子宮頸がん検診を受けた20~22歳の
女性を対象に、主な原因となるヒトパピローマウイルス(HPV)感染の有無を調べ、
自治体のワクチン接種記録を確認。性的活動についてのアンケートも実施した。

 ワクチンを接種しなかった459人のうち、10人(2・2%)が発がん性の高いウイルスに
感染していたのに対し、接種した1355人で感染したのは3人(0・2%)。感染を
予防できた確率を示すワクチン有効率は91・9%だった。

 初回性交前に接種した千人中感染したのは1人(0・1%)で、より効果が高かった。

 子宮頸がんワクチンは13年に原則無料の定期接種となったが、体調不良を訴える例が
相次ぎ、厚生労働省は積極的な接種の呼び掛けを中止している。

 榎本教授は「ワクチンの高い効果が改めて示された。
日本だけ接種が進んでいない状況を変えていく必要がある」としている。

以上転載終わり。

日本はWHOから名指しで批判されているという現状をご存じない方が
多いのは、これはメディアの責任であり、日本医学界の責任でもある。

同様に、GBD2010で「日本は腰痛診療がダメ」との指摘を知らせないのも
メディアの責任であり、日本医学界の責任。
(日本は単一言語国家だからって、いつまでも隠しておけることではない。
知っている人は既に知っていて、行動を起こしている。)

きむら接骨院

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プロフィール
新潟県長岡市のきむら接骨院です。

きむら接骨院@長岡市

Author:きむら接骨院@長岡市
新潟県長岡市の きむら接骨院 です。
腰痛をはじめとした「痛み」や
「しびれ感」でお困りなら、
きむら接骨院へどうぞ。

新しい「腰痛診療指針」の策定以前から、
同様な趣旨の独自診療指針によって
成果をあげています。

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