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2019年 腰痛診療ガイドライン 日本版

拝読致しました。
個々の薬剤について、精細にご検討になられたようです。
テクニカルなこと、ミクロなことばかりを云々するのも結構ですが、
葉を見て枝を見ず、枝を見て木を見ず、木を見て森を見ず。な印象。
世界各国から指摘されている問題点である

根拠のない原因論を広め、成績の良くない治療を推奨したこと

のうちの、後者の1/3程度では進歩と言えるかも知れないけど、
他については停滞か若しくは後退かも知れない。

きむら接骨院
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テーマ : 整形外科の病気
ジャンル : 心と身体

報道がなくても知っている人は知っている

■1回の全身CTによる放射線被曝量は、広島・長崎の爆心地から
3.2キロの地点で被爆した生存者とほぼ同じで、がんによる死亡リスクが
増加するのは明らか。CTの保有台数は日本が世界一でアメリカの7倍、
イギリスの16倍にも達している。
http://bit.ly/hyDov1

※CTスキャナ保有台数の比較は、人口100万人当たりの台数での比較だったと
 思います。CTスキャナの台数の絶対値ではなく。

■米国ではCTやMRIによる画像検査は5年間で43%増加し、PETスキャンに
至っては4年間で3倍に増加。民間の大手保険会社はこうした医療費の高騰を
抑えるために放射線ベネフィットマネージャーを使って医療調査を開始した。
http://on.wsj.com/uhkJdN

※日本の生保各社も、こういうことに対する意識を持ったほうが良いと思います。

■日本の原爆被爆者データベースから先進15ヶ国の画像検査による放射線被曝量と
 発がんリスクを推計した結果、検査回数も発がんリスクも日本が世界一であることが
 判明。全がん患者の4.4%(約1万人)が画像検査に起因している可能性あり。
 http://1.usa.gov/blSDtG

※こういう指摘が為されているにも関わらず、「大腸癌検診でCTを」やら
「人間ドックのオプションでCTを」などと抜かす輩が増えているようなので。
また、NHK 「今日の健康」は情報収集を抜かりなく。
「専門家」のいうことを鵜呑みにせず、あなた方の両肩の上に乗っかっている物を
もう少しお使いになられたほうが良くはありませんか?
視聴者の為の情報提供をと考えるのであれば。

(文章読解や推論に障害をお持ちの方が増えているようなので、単刀直入に
書いてしまいますが、要するに大腸癌の検診の為にCTを使うと癌発症リスクを
高めてしまう、ということです。こんなんシャレにもならん。)

さて、私たち運動器疼痛疾患の診療に関わる者にとって、あるいは運動器疼痛疾患の
患者さんにとっては、こちらを。

■腰下肢痛患者に対する早期画像検査(X線・CT・MRI)の有効性に関するRCTを
 詳細に分析した結果、レッドフラッグのない患者に画像検査を行なっても
 臨床転帰は改善しないことが判明。
 医師は腰下肢痛患者の画像検査を控えるべき。
 http://1.usa.gov/rpcVg2

■腰痛患者782名を対象としたMRIかCTを早期に使用した場合の臨床転帰と
 費用対効果に関するRCTでは、早期画像検査による臨床転帰の改善は認め
 られず費用対効果が低いことが判明。
 X線撮影だけでなくMRIやCTも役立たない。
 http://1.usa.gov/s0OkVE

臀部の左右比較で、症状を訴える左方の臀部に、著明な腫脹や
広範な皮下出血痕があり、「階段からの転落」が負傷の原因と
おっしゃる方に対して、ヘルニア探しのために使うような物では
ないということです、CTスキャナというものは。

腰痛診療が上手くいっている国々の中には、発症後1カ月以内の画像検査を
禁止している国があるほどです。上記二つの研究・調査結果の趣旨が理解できれば、
それも納得ですね。

きむら接骨院



テーマ : 健康で元気に暮らすために
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新潟県長岡市のきむら接骨院です。

きむら接骨院@長岡市

Author:きむら接骨院@長岡市
新潟県長岡市の きむら接骨院 です。
腰痛をはじめとした「痛み」や
「しびれ感」でお困りなら、
きむら接骨院へどうぞ。

新しい「腰痛診療指針」の策定以前から、
同様な趣旨の独自診療指針によって
成果をあげています。

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